ウクライナ戦争の教訓
こんにちは。セイフティ・アドバイザー白井です
ウクライナ戦争が一年を超えて継続しています。この戦争はご承知のように多くの専門家の予想を覆して実行されました。そして、また多くの専門家の予想を裏切ってウクライナがよく持ち堪えています。現段階(2023年3月5日)でウクライナ戦争の帰趨ははっきりしていません。まだしばらくは続きそうだということは素人でもわかります。ウクライナに戦う意志と西側からの武器供与が継続しているからです。
ウクライナ戦争は遠い国での戦争ですが、当事者の1国であるロシアは私たちの住む日本のすぐ隣の国だということを忘れてなりません。そして、ロシアはプーチンの率いる独裁国家です。今回の戦争も独裁国家だからこそ開始でき、継続できているのです。常識的に考えれば、ある国が複数の国を相手に戦うことはありません。軍事力の分散は「二兎を追うもの一途を得ず」の格言にあるように、軍事的不利を招きやすいからです。しかし、プーチンが
「やれ」と言えば、極東のロシア軍が日本侵略を開始することもあり得る、ということを念頭にすべきです。常識で判断すべきではないのです。
一方で、中国は習近平が第3期目の国家首席に就任します。彼も間違いなく独裁者であり、中国は独裁国家です。そして、習近平が国民に約束している大きな目標の一つが台湾併合です。そのための準備も着々と進めてきています。目に見えるものだけではなく、あらゆる方面から「スライス戦略」が進んでいます。
もし、台湾戦争が勃発すれば、間違いなく日本も戦争当事国になります。なぜなら、日本には在日米軍があるからです。米国は台湾を中国侵略から守ると世界に公言しています。約束を破ることはアメリカの没落を意味します。ですから、必ず支援します。つまり、中国軍に最も近い沖縄の米軍施設から中国軍に対抗する戦力が出されます。それは当然のことです。ですから、中国は台湾侵攻の前か、同時に沖縄の米軍基地を叩きます。ひょっとすると、日本各地の米軍基地にも攻撃を仕掛けるかも知れません。
常識的に考えればあり得ないシナリオです。しかし、繰り返しますが、独裁国家の行動は常識では判断できないのです。そういう意味で、中国の台湾侵攻と同時に、ロシアおよび北朝鮮が日本(の米軍基地)を攻撃する可能性もあり得ます。遠い国の戦争が一瞬で「我が国」の戦争になることがあると考え、準備が必要です。準備に何ができるかはあなたの仕事、住環境、家族構成で変わります。自身でオーダーメイドする他ありません。
あなたの安全・安心な生活を祈念いたします。