安全は自分で守るもの

差し迫った脅威 ドローンテロ

 こんにちは。セキュリティ・アドバイザー白井です

 さて、2020年東京オリンピックが刻々と近づいています。テロ対策訓練もやたらと各地で行われていますが、ほとんどが現実感に乏しいものです。つまり、実際に役立つはずのない訓練です。それは、いろいろな意味で言えます。 

 第一にテロの被害者はあなたのような一般市民なのにほとんど参加していません。訓練の主役はいつも警察、消防、その他の行政機関です。ですから、あんなのは単なる行政機関同士の連携を確認するための予行演習なのです。

 第二に訓練パターンが画一的です。一人ないしは二人のテロ犯人がナイフ・拳銃・ライフル銃を持って、施設に入り込み、人質を取ります。それに対して警察官たちが取り囲み、警察犬に飛びかからせるか、一斉に飛びかかるというものがほとんどです。もちろん他に、爆発物や化学兵器に対する訓練もありますが、市民不在は同じことです。
 
ですが、最近の実際のテロは人質など取らず、突然発砲するか、自爆する、あるいは自動車などで突っ込んできます。簡単に防止などできません。ですから、現実を無視した対策訓練などいくらやっても無駄です。それどころか、税金の無駄使いです。
 
 さて、安全対策の専門家の私の目から東京オリンピックで今一番真剣に考えなければならないのは、ドローンを使ったテロへの対策です。なぜドローンかと言えば、ドローンは人的損失を最大限避けられるからです。また、ここ1〜2年のドローンの発達が目覚ましいからです。どんな点が発達したかを具体的に言えば、以下のようになります。
 
1、 実用化されたドローンの種類が大幅に増えた。
 
2、 戦場でのドローンの実戦経験が十二分に蓄積された。
 
3、 ドローンの操作性が飛躍的に向上した。
 
4、 自律型のドローンが現実のものになっている。
 
5、 ドローンの積載量・飛行距離(時間)が大幅に増えた
 
 
 確かに法規制も強化されました。でも、テロリストは法律を破ることなどまったく意に介しません。ですから、今やドローンは自動車やナイフの次にテロに使われやすい道具です。
 
 さらに詳しいことは講演会で映像をお見せしながら、具体的にお話しします。 講演会の詳細・申し込みはこちらからどうぞ。
 
 
東京オリンピックのドローンテロに備える